前年覇者・秋吉翔太は2位。連覇ならずも、丸坊主回避に「そこが一番大きい」と笑顔


2位に入り、最多バーディー賞を獲得した秋吉翔太(右)

2位に入り、最多バーディー賞を獲得した秋吉翔太(右)

 ◆男子プロゴルフツアー ダンロップ・スリクソン 福島オープン最終日(30日、福島・グランディ那須白河GC=6961ヤード、パー72)

 降雨によるコースコンディション不良のため、午前10時40分に最終日の競技が中止となった。前年覇者でホストプロの秋吉翔太(28)=ホームテック=が通算18アンダーで2位に入った。

 通算2勝はいずれも逆転優勝で、今大会も逆転を狙える好位置で最終日を迎えた。だが、最終日の競技は中止となり「できれば4日間やりたかったけど、しょうがない」と悔やんだ。ただ、第2ラウンド(R)は65、第3Rは10個のバーディーを奪い、18年の自身の持つ9個の記録を更新。「最多バーディー賞」を獲得し賞金50万円をゲット。2位に入り「このコースとの相性の良さを改めて確認できた。来年はまた優勝できるように頑張ります」と語った。

 大会前にもう一つ、意気込んでいたことがある。それはトップ10に入り、「黒髪に丸坊主を回避する」ということ。2年連続で「トップ10に入るまで丸坊主に帽子」と験を担ぎ、5月のミズノオープンの前に6ミリに刈り上げた。トップ10に入るまで毎試合刈り上げ、今季ここまでは5月の中日クラウンズ11位が最高だった。この日の取材で報道陣から「坊主を回避できましたね」と問われると、秋吉は「そこが一番大きいですね!」と興奮気味に語った。

 現在はおよそ1・5センチ。次週の日本プロ選手権には間に合わないが、8月の長嶋茂雄招待セガサミーカップには、お気に入りの「茶髪にサンバイザー」姿での登場がかなうだろう。「夏の帽子はむれるので、夏までに回避できたのでよかったっす! 染めて明るくしてきます」とはにかんだ。

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