７番ティーショットを放つ小祝さくら
◆女子プロゴルフツアー サマンサタバサレディース 第１日（１９日、茨城・イーグルポイントＧＣ＝６６０１ヤード、パー７２）
北海道出身の美人プロ小祝さくら（２１）＝ニトリ＝が６バーディー、ボギーなしの６６で回り首位に立った。プロ３年目で、これまでトップ１０入りが２０回。昨年は４回も２位になったが、優勝にはあと一歩届かなかった“シルバーメダルコレクター”が念願の初Ｖを目指す。１打差の２位に三ケ島かな（２３）＝ランテック＝ら３人が続く。
１９９８年度生まれの「黄金世代」のひとり。安定感抜群の小祝が好スタートを切った。２番パー４で残り１３３ヤードの第２打をピン左１メートルにピタリとつけてバーディーを奪い、流れに乗ると好プレーを連発。９番からの３連続を含め、６バーディーを量産。しかも、ボギーなし。堂々の首位に立った。「グリーンが柔らかくてボールが止まるのでピンデッドに狙いました」。クールな美人プロはさらりと話した。
「黄金世代」と呼ばれる同学年の選手は勝みなみ、畑岡奈紗、新垣比菜、大里桃子、河本結、渋野日向子、原英莉花と総勢７人がツアー優勝を果たしている。小祝は昨季、４回も２位になり賞金ランク８位と躍進したが、優勝は未経験。「自分も、みんなに追いつかなければならない立場ですが、あまり、気にしても良くない」と自身に言い聞かせるように話す。今季も１９試合出場でトップ１０は６回。トップクラスの実力は疑いない。自然体で頂点を目指す。