セクシークイーンは予選落ち。それでも最終日もコースで練習意欲


10番ティーショットを放つアン・シネ

10番ティーショットを放つアン・シネ

 ◆女子プロゴルフツアー センチュリー21レディス 第2日(27日、埼玉・石坂GC=6470ヤード、パー72)

 早朝の豪雨の影響でコース修復作業に時間を要し、予定より2時間遅れで競技は始まった。「セクシークイーン」と呼ばれる韓国のアン・シネ(27)=NOW ON=は、1バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの77と崩れ、通算7オーバーで初日55位から91位に大きく後退。予選落ちが決定的となった。

 前々週のニッポンハムレディースでは今季最高の13位となったが、今週は大苦戦した。それでも、アン・シネは来週の大東建託・いい部屋ネットレディスに向けて意欲満々。ホールアウト後、関係者に「予選落ちした選手も最終日にコースで練習できますか?」と質問。練習可能と聞くと「きょうはパターを投げたくなるほどパットが悪かったので、パットを中心に練習します」と前向きに話した。「韓国女子ツアーの会場では練習場はコースの外にあることが多い。日本女子ツアーはショットもアプローチもバンカーもパットも練習できる。練習環境がとても良いです」と語った。

 正午の時点で、気温32度に達したこの日、アン・シネは薄いオレンジ色のシャツと膝上25センチ(推定)のミニスカートで登場。「裏街道」と呼ばれる10番スタートで、しかも、大苦戦したにも関わらず、多くの中年男性をファンがアン・シネを追いかけた。最終日も練習場の「セクシークイーン」に注目するファンが現れそうだ。

 最終組は前半を終了。首位から出た美人プロ原英莉花(20)=日本通運=は1、2番で連続バーディーと絶好のスタートを切ったが、7、8番で連続ボギー、さらに9番でダブルボギーをたたいた。3ホールで4つもスコアを落とす急失速で通算3アンダーで3打差6位に後退した。

 1打差の2位から出た稲見萌寧(もね、19)=都築電気=が前半の9ホールを3バーディー、1ボギーの34で回り、通算6アンダーで首位に浮上した。ちょうど1年前にプロテストに合格したばかりの新鋭が初優勝を目指して、後半に突入した。

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