女子プロゴルフの大東建託・いい部屋ネットレディスは8月1日から4日間、山梨・鳴沢GC(6605ヤード、パー72)で行われる。先週、猛暑地域として有名な埼玉・鳩山町の石坂GCで行われたセンチュリー21レディスの第2日(27日)に体調不良のため、途中棄権した女子大生プロの河本結(20)は31日、プロアマ戦に参加。「元気になりました」と復調を宣言した。
最高気温33・3度まで達した先週の第2日(27日)、今季賞金ランク5位と好調の河本は7ホール終了後に体調不良を訴え、棄権した。「頭がボーッとしてきて、構えて、どう打つか分からなくなった。このまま、ゴルフをしたくないと思った」と悲壮な表情で話し、コースを後にした。その足で神奈川県内の自宅近くの病院で診察を受け、熱中症と診断された。「点滴を打って、日曜日(28日)休んだら、よくなりました」とにこやかに話した。
今季、ツアーで一気に存在感を増した女子大生プロは、自身ツアー初の棄権も成長の糧にする。「ゴルフノートに先週の大会について悪かったことを隅から隅まで3ページ分、書き出しました。今はシンプルな状態です。気持ちも落ち着いています。ゴルフノートはプロになってから、つけ始めています」と明るい表情で話した。静養しながら、センチュリー21レディス最終日の戦いぶりをテレビ観戦したことも大きな刺激になった。「ゴルフって、やっぱり、すてきなスポーツだと実感した。優勝した稲見萌寧さんに元気と感動をもらった。私も元気と感動を与えられるプレーをしたい」と言い切った。
河本は、今大会初日の8月1日から「リコー」と所属契約を締結。「グローバル企業の所属プロとして世界を舞台に活躍できる選手になりたい」と、トレードマークの笑顔を見せた。