久常涼、高校の先輩・渋野日向子から刺激「練習熱心な方。ゴルフに対する姿勢を尊敬」


笑顔を見せる久常涼

笑顔を見せる久常涼

 ◆ゴルフ 日本ジュニア選手権第2日(15日、埼玉・霞ケ関CC)

 10位から出た昨年2位の久常涼(17)=作陽高2年=がこの日最多の4バーディーを奪い、2ボギーの69をマーク。通算3アンダーで3位に浮上した。「マネジメントを徹底してやろうと思っていて、普段通り攻められてよかった。風が強くて神経を使うことも多かった中でパーを拾ってボギーを少なくできてよかった」とうなずいた。

 前半をパープレーで折り返すと、後半17、18番で連続バーディー。高校の先輩・渋野日向子のように後半でスコアを伸ばし、「上がりを連続バーディーで締められてよかった」と振り返った。

 作陽高の練習場に小学1年から練習に通った。中学時代は、当時作陽高に在籍していた渋野らの手伝いもしていた。15年に渋野らが全国高校ゴルフ選手権団体で優勝した姿も目に焼き付いている。「渋野さんは練習熱心な方。僕も練習をしないといけないので、そういったゴルフに対する姿勢がすごい尊敬できる」と話した。

 今大会は五輪コースで開催される。先輩の渋野は現在世界ランク14位で日本人2番手。東京五輪出場圏内につけている。「渋野さんに五輪で金メダルを取ってほしい。僕も冗談で“スマイル・キング”になるとか言っているんですけど、やっぱり難しくて…。あした表彰台だけでも笑えるように頑張ります」。五輪コースで渋野先輩より先に、逆転Vをつかむ。

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