国内男子プロゴルフツアーのANAオープンは、12日~15日まで北海道・札幌GC輪厚C(7063ヤード、パー72)で行われる。11日は冷たい雨の中、プロアマ戦が行われ、17年大会王者の池田勇太(33)=フリー=は、日本ゴルフツアー機構の青木功会長(77)らと同組で回った。
池田は前週のプロアマ戦で右足を負傷し、「右大腿(だいたい)二頭筋痛」のため初日のスタート前に欠場。その後「色々治療はした」というがこの日は雨もあり、最高気温18度の寒さ。「こんな天気で。ショットの時に踏ん張って打つ時に若干痛みが出る」と明かした。
昨年9月の北海道胆振(いぶり)東部地震の影響で、昨年大会は中止となった。それでも、前年覇者の池田はコース内からの生中継特番に出演し、被災地を元気づけた。そして今年3月には被災地を訪問した。それだけに2年ぶりの開催となる今大会への思いは「非常に強いものがあるので、しっかり準備したい」とうなずいた。
また、台風15号による地元・千葉県内への被害にも心を痛めている。「うちの周りもかなりひどかった。目の前の小学校の木が全部倒れていて。(風速)47メートルくらいの強風が吹いて。僕のマンションも震度4くらいの地震が来たのかな、というくらいの揺れ方でしたから。停電も、水道もまだ復旧していないところもあるし、かなり甚大な影響が出ている。(自分に)できることをしっかりやりたい気持ちはありますよね」と10年、17年に続く3度目の大会制覇への気概を示した。