ZOZOチャンピオンシップの記者発表 ウッズ、マキロイ、松山、石川、小平らが参戦


記者発表会に出席した(左から)香妻陣一朗、進藤大典キャディー

記者発表会に出席した(左から)香妻陣一朗、進藤大典キャディー

 男子プロゴルフの日米ツアー共催で、日本初開催のZOZOチャンピオンシップ(10月24~27日、千葉・アコーディア習志野CC=7041ヤード、パー70)の記者会見が18日、コースで行われた。

 4月のマスターズでメジャー15勝目を挙げたタイガー・ウッズ(米国)、2018―19の米ツアーで3度目の年間王者に輝いたロリー・マキロイ(英国)、元世界ランク1位のジェイソン・デー(オーストラリア)、日本からは米ツアー5勝の松山英樹(27)=LEXUS=、今季国内賞金ランク1位の石川遼(28)=カシオ=らが出場する。さらに、バッバ・ワトソン(米国)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)、ポール・ケーシー(英国)、ルイ・ウェストヘーゼン(南アフリカ)も出場予定。

 会見では、香妻陣一朗(25)=フリー=が大会アンバサダーに就任することが発表された。ユーチューブやSNSでゴルフの魅力を発信している香妻は本大会に主催者推薦選手として出場する。「とてもうれしく思う。自分の実力を試せるいい機会。上位進出目指して頑張りたい」と意気込みを語り、「10アンダーを目標にやりたい」と誓った。昨年米ツアー1勝の小平智(30)=Admiral=が主催者推薦で出場することも発表された。小平は「目標にしていた試合に出ることが決まって、残念ながら権利は取れなかったけど推薦で出られてわくわくしている。成績を残して恩返しできたら」とコメントを寄せた。

 会見に同席したプロキャディーの進藤大典氏(39)は、期待する選手として昨年までコンビを組んでいた松山を挙げ、「本人も普段とは違う、受けて立つというものがあるのでは」と語った。PGAトーナメントディレクターのトラビス・スタイナー氏(38)は、池が絡む16番パー3を注目ホールに挙げるともに、「パー5の18番は2オンを狙えて、いいドラマが生まれるのではないか」と展望した。

 大会4日間と、22日の練習日のチケットは既に完売しており、当日券の発売予定はないという。大会側では約8万人の動員を見込んでいる。国内ツアーでは会場でのギャラリーのカメラ撮影は一部を除き、禁止となっているが、大会関係者は「なるべく実現できるように調整している」と話している。

 会場は9日に関東地方を通過した台風15号の影響を受け、100本以上の倒木があったが、コースにダメージはなく、準備は順調に進んでいるという。なお、ZOZO創業者の前澤友作氏(43)は大会名誉会長として携わる。12日に、社長辞任とZOZOがヤフーの傘下になることが発表されていた。

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