今平が今季2勝目で2年連続の賞金王へ前進 女子に関しては「鈴木選手の年間7勝、渋野選手も海外で活躍、すごい」


婚約者の若松菜々恵さんと共に優勝トロフィーを手にする今平周吾

婚約者の若松菜々恵さんと共に優勝トロフィーを手にする今平周吾

 ◆男子プロゴルフツアー ダンロップ・フェニックス最終日 24日、宮崎・フェニックスCC=7027ヤード、パー71

 大会主催者は24日、雷雲接近により最終ラウンド(R)の競技中止を発表。第1組が雷雲接近により、2時間遅れの午前9時40分にスタートしたが、第4組まで出た午前10時16分に、上記の理由で一時中断していた。第3R終了時点で消化した54ホールの短縮競技となり、通算10アンダーでトップに立っていた今平周吾(27)=フリー=が今季2勝目を挙げた。

 最終Rに備え、スタート前のストレッチを終えて待機している所で優勝を伝えられた今平は「3日間で終わってしまったけど、優勝はうれしい」と喜んだ。1985年の中嶋常幸、94~96年の尾崎将司、04、05年のタイガー・ウッズ(米国)ら歴代のトップ選手が優勝者に名を連ねる大会を初制覇したことについては「歴代の優勝者を見てもすごい選手がいっぱいいる。そこに入れたのはうれしい」と語った。

 賞金王争いが佳境を迎える中、優勝賞金の75%の3000万円を加算し、獲得賞金は1億5716万9312円とし、ランク1位をキープした。同2位のショーン・ノリス(南アフリカ)が予選落ちしたため、賞金差は約3700万円に開き、2年連続の賞金王へ前進。次週のカシオワールドオープン(高知)で賞金王に決まる可能性もあるが「できれば早く決めたい。来週、もう一回優勝争いをして決めたい」と意欲を見せた。

 女子も賞金ランク1位の鈴木愛、同2位の申ジエ(韓国)、同3位の渋野日向子がし烈な争いを見せている。「鈴木愛選手は年間7勝ってすごい。渋野選手は海外で活躍して、すごい選手がそろっている」と語った。

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