渋野日向子、賞金女王争う鈴木愛に恐縮「技術とかレベルが違う。遠い存在。憧れます」


プロアマ戦で笑顔を見せる渋野日向子(カメラ・石田 順平)

プロアマ戦で笑顔を見せる渋野日向子(カメラ・石田 順平)

 女子プロゴルフツアーの賞金ランク1位・鈴木愛(25)=セールスフォース=が27日、賞金女王の座を争う同3位の渋野日向子(21)=RSK山陽放送=に対し「一番注意したい」と闘志をむき出しにした。今季最終戦のメジャー、LPGAツアー選手権リコー杯(28日から4日間、宮崎・宮崎CC・6535ヤード、パー72)に向け、プロアマ戦で調整。一方の渋野は初の戴冠へ無欲を貫いた。

 渋野はプロアマ戦ではいつも通りの笑顔で「(前週と)気持ちは変わらない。緊張もない。1年間練習したことを生かしたい」と語った。前週は3月のヨコハマタイヤPRGRレディスでV争いのすえに敗れた鈴木に競り勝ち優勝。賞金差も約1511万円に詰め「1ミリは近づけたかな」と成長を感じつつ「技術とか全然レベルが違う。遠い存在。憧れます」と恐縮する。

 今季ツアーで3試合しか使用されない高麗グリーンについては「クセがすごい」と表現。同じ岡山出身のお笑いコンビ・千鳥のネタと同じだが「普通に言わないですか? まあ、千鳥の岡山弁は最高」と無欲だった。今大会で初出場優勝なら初の快挙。「応援してくれた人のため、笑顔で終われるように頑張る」と自然体を貫く。

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