大会ホストプロの石川遼は3打差14位で2連勝での逆転賞金王へ好発進


8番、2打目をバンカーから放つ石川遼

8番、2打目をバンカーから放つ石川遼

 ◇男子プロゴルフツアー カシオワールドオープン 第1日(28日、高知・Kochi黒潮CC=7335ヤード、パー72)

 風雨と寒さに耐えて石川遼は3バーディー、ボギーなしの3アンダー、69をマーク。首位と3打差の14位と好位置で滑り出した。

 出だしの570ヤードの10番パー5。ドライバーでフェアウェー右へ。残り105ヤードからサンドウェッジでピン右上3メートルに落とすと、バックスピンで1メートルまで戻してバーディー発進した。

 18番パー5はチップインバーディー。最終の380ヤードの9番パー4は、残り105ヤードからサンドウェッジで1・5メートルにつけてバーディー締め。

 とはいえ、フェアウェーキープ率は35・71%で全体85位。パーオン率も全体64位の61・11%に不満顔だ。「何とか曲がった時にリカバリーできて、ノーボギーで抑えられた。(ショットは)まだまだですかね」と苦笑いで振り返った。

 同じく連勝で逆転賞金王の可能性を残す賞金ランク6位の堀川未来夢(26)、高校の後輩・浅地洋佑(26)と同組で回った。3人ともボギーなしの珍記録も誕生。石川は、8番でグリーン左奥のバンカーに第1打を入れるピンチも2打目を1メートルに寄せてパーセーブ。「皆、意識してやっていた。なかなか無いですよね」と安どの笑みを浮かべた。2戦連勝での、10年ぶり2度目の逆転賞金王に向けて好発進した。

 ラウンド後には昨年から行っている、今季ツアーでこの日までに獲得した263バーディー数(イーグル含む)と同じ数のカシオ小学生向け電子辞書「EX―word XD―SK2800」を会場近くの小学校に贈呈した。「皆の勉強に役立ってくれることを期待しています。どんどん得意なことにチャレンジしてもらえたら」と子供たちに手渡した。

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