◆女子プロゴルフツアー LPGAツアー選手権リコー杯第2日(29日、宮崎・宮崎CC=6535ヤード、パー72)
賞金ランク3位の渋野日向子(21)=RSK山陽放送=は3バーディー、1ボギーと連日の70で回り通算4アンダー。前半は停滞したが、後半の連続バーディーで3打差3位を死守した。同首位の鈴木愛(25)=セールスフォース=、同2位の申ジエ(31)=韓国=はともに8打差の17位で、逆転で21歳16日の最年少賞金女王が見えてきた。鈴木は「違う人に優勝してもらうしか」と、他力での2年ぶり戴冠を願った。
◆渋野に聞く
―振り返って。
「前半はショットに苦しんだけど、最終的に2アンダーで回れて良かった。開幕前に(1日)2アンダーくらいと言っていたので、読み通り」
―温暖な1日だった。
「風も初日よりなかったので、ゴルフをしやすい環境だった。同じスコアなので『あれ~』という感じ」
―鈴木、申のスコアは気になるか。
「たまにボードは見ていたけど、人のことを気にするより自分の事が大事」
―遠方からも応援が。
「今年(ツアー生活が)始まった時は知り合いしかいなかった。それがだんだん増え、声援が後押ししてくれる。優勝するのが一番の恩返しだと思うけど、良いプレーができるように」
―ドライバーショットが飛んでいる。
「最近飛ぶんですよね、謎に(笑い)。去年の予選会でも飛んでいた。この時期だからかも。(シーズン終わりで)遅いよって感じ」
―ラウンド中はあまり会話がなかった。
「ですかね。口を開く度に『腹減った~』と言ってました」