石川遼「明日、いい波に乗れればチャンスがある位置」 68で2打差5位浮上


6番、ティーショットを放つ石川遼

6番、ティーショットを放つ石川遼

 ◆男子プロゴルフツアー メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ 第3日(7日、東京・東京よみうりCC=7023ヤード、パー70)

 降雨もあり、気温5・6度と冷え込んだ東京よみうりで、第3ラウンド(R)が行われた。首位と4打差の8位から出た石川遼(28)=カシオ=は4バーディー、2ボギーの68。通算4アンダー2打差の5位に浮上した。時松隆光(26)=筑紫ヶ丘GC=と黄重坤(27)=韓国=が6アンダーで首位に並んだ。

 第2Rに引き続き、ニット帽をかぶった石川は1番でいきなり見せた。ピン手前7メートルのバーディーパットを沈めると、大歓声に包んだ。4番、5番はボギーで落としたが、6番で3打目のアプローチを1メートルに寄せてバーディーとし、その後は耐えるゴルフを展開した。2アンダーで迎えた15番では第1打を6アイアンでピン1メートル半にピタリとつけてバーディー。17番でも1つ伸ばし「明日(最終R)いい波に乗れればチャンスがある位置で終えられた」とうなずいた。

 昨年大会は5位から最終Rで65をマークし、1位タイに浮上。最後は小平智、黄重坤(韓国)との3人のプレーオフの末、惜敗した。「昨年のリベンジです」。2015年大会以来、4年ぶり大会制覇で史上最年少28歳82日での生涯獲得賞金10億円を突破する。「本当に(ここまで)楽しいゴルフができている。いい準備をして、いつも通りの感じでやれれば、チャンスはあると思います」と逆転Vを見据えた。

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