ケネディ、好勝負もプレーオフでメジャー初制覇逃す「残念な気持ちでいっぱい」


プレーオフで敗れて優勝を逃したケネディ

プレーオフで敗れて優勝を逃したケネディ

 ◆男子プロゴルフツアー メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ最終日(8日、東京よみうりCC=7023ヤード、パー70)

 オーストラリア出身で45歳のケネディは石川とのつばぜり合いに敗れ、メジャー初制覇を逃した。「リョウは素晴らしいショットとパットをいっぱいしていた。最終的には日本のファンが喜ぶ結果になって良かったのかも」と苦笑いしつつ「残念な気持ちでいっぱいだよ」。3年連続7度目の出場で巡ってきた大チャンスの結末を悔しがった。

 父の影響で幼少期はテニスを行い、13歳からゴルフを始めた。欧州など世界を転戦し日本ツアー参戦9年目。優勝は昨年7月の長嶋茂雄招待セガサミーカップなど3度ある。初シードを獲得した11年以降は賞金ランク30位以内をキープしてきた堅実派だ。

 飛距離は出ないが巧みな小技が武器で、初日から2位、3位、8位と1ケタ順位を死守。最終日のバック9はすべてフェアウェーをとらえ、後半だけでスコアを4つも伸ばし「最終日を楽しむことができた」と笑った。(小河原 俊哉)

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