畑岡、開幕戦V逃すも「いいスタート」…PO7ホール目で力尽きる


畑岡奈紗

畑岡奈紗

 ◇米女子プロゴルフツアー開幕戦 ダイヤモンドリゾーツ・チャンピオンズ 最終日(20日、米フォーシーズンズ・クラブ)

 畑岡奈紗(21)=フリー=がガビー・ロペス(メキシコ)との2日に渡るプレーオフ(PO)に臨み、7ホール目で力尽き2位。ツアー4勝目はならなかったが、開幕戦での優勝争いに手応えを口にした。

 「7ホールという長いプレーオフは初めての経験。ピンチもあったけど、粘り強くプレーできた。1パットでも決めていればというのはあるけど、開幕からいいスタートを切れた。悪くはないと思う」と振り返った。世界ランク6位で日本勢トップの畑岡は、東京五輪代表入りが濃厚。優勝こそ逃したが、五輪イヤーの初戦で上々の滑り出しを見せた。

 200ヤード近いパー3の18番で行われたPOは、この日、6ホール目から再開。左には池があり「かなり神経を使うところはあった。長かった。(今朝は)飛距離が変わるくらい寒かったけど、昨日はアゲンストで今日はフォローだったので、同じ4番ハイブリッドで打った」。第1打をグリーン手前に外したが、1メートルに寄せてパーを拾った。7ホール目はピン右3メートルのチャンスにつけたが、ロペスが先に8メートルのバーディーパットを沈め、プレッシャーをかけてきた。畑岡はバーディーパットをカップ左に外した。

 次戦は23日に開幕するゲインブリッジLPGA(フロリダ、ボカ・リオGC)。「安定したショットが徐々に打てるようになってきた。ショットの調子はいい。あとはパッティングとショートゲーム。練習をして、来週こそ優勝出来るようにがんばりたい」と話した。

 畑岡は3打差3位で出た19日の最終ラウンド(R)を68で回り、ロペス、朴仁妃(韓国)との3人によるPOに持ち込んだ。POは5ホール目まで消化し、畑岡、ロペスの2人となったが、日没までに決着せず、20日の月曜日決戦となった。

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