日本女子プロゴルフ協会などは8日、新型コロナウイルスの感染拡大と政府の緊急事態宣言延長を受け、宮里藍サントリーレディス(6月11~14日、兵庫・六甲国際GC)の開催中止を発表した。3月以降、15試合連続の中止となった。
大会アンバサダーで日米通算24勝の宮里藍さん(34)、今年からサントリーと所属契約を結んだ渋野日向子(21)は大会事務局を通じてコメントを発表。渋野は「所属プロとして、初めて臨む大会が中止になったことはとても残念ですが、皆さまと笑顔で会えるように今は我慢をする時だと感じています」とコメントした。
また、資生堂アネッサレディス(7月2~5日、神奈川・戸塚CC)も開催中止を発表。人口密度の高い首都圏エリアでの開催で、多数のギャラリーなどが開催地へ移動する感染リスクを注視し、約2か月前の早期決断となった。6月のニチレイレディス(19~21日、千葉・袖ケ浦CC新袖C)、アース・モンダミンカップ(25~28日、千葉・カメリアヒルズCC)の開催可否は協議中という。
◆10日放送の特番にリモート出演
日本テレビは8日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止となった女子プロゴルフツアーのメジャー、ワールドレディスサロンパスカップの特別番組「メジャーを彩ったヒロインたち」を10日午後3時から午後4時25分まで、全国28局ネットで放送することを発表した。
昨年大会でツアー初優勝を飾り、昨夏の海外メジャー、AIG全英女子オープン制覇につなげた渋野日向子(21)=サントリー=がリモート出演。また、日米通算24勝の宮里藍さん(34)、19年賞金女王・鈴木愛(25)=セールスフォース=、渋野が「ステイホーム! 心技体レッスン」を伝授する。