女子ゴルフ・原英莉花がリモート会見 20―21シーズン統合に「たくさん試合がある中で成績残したい」


オンラインで合同取材に応じた原英莉花(JLPGA提供)

オンラインで合同取材に応じた原英莉花(JLPGA提供)

 女子ゴルフの原英莉花(21)=日本通運=が28日、テレビ会議アプリ「Zoom」の合同取材で、2020―21シーズンが統合されたことについて「初めてのことで驚きもあったけど、とても楽しみ。長期戦になるので、たくさん試合数がある中で成績を残したい」と感想を語った。

 コロナ禍で、試合のない期間が続くが「体作りをメインに試合に備えて練習してきた。家でできるトレーニングをやっていた。試合をしたい気持ちはあるけど、この世の中(の状況)を考えると仕方ない。いい期間なのかなと思ってやっていました」と明かした。この日は師匠の尾崎将司からトレーニングを教えてもらったという。

 再開後に向けて「(昨年は)詰めの甘さが目立った。アプローチ、パッティングはドライバーより練習したので、そこを発揮できたら。(目標は)まずはもう1勝。そこから(優勝の)スパンを短くしていきたい。コンスタントに勝てるように、勝負どころで決めていけるように」と、通算2勝目へ意気込んだ。

 ツアーは最短で6月25~28日のアース・モンダミンカップ(千葉・カメリアヒルズCC)で開幕する可能性を残す。「やれるなら、開催していただきたい。今ならあと1か月あるので、しっかりと調整して、試合で今の力を見せられるように」と再開を願った。

 31日には、原が昨年初優勝を飾ったリゾートトラストレディスの特別番組がテレビ朝日系で放送される(午後1時55分~3時20分)。「優勝した試合を1年たって、客観的に振り返ることができて、とても楽しかったですし、勉強になった部分もありました。このような状況で、女子ゴルフも試合のない状況が続いていますが、昨年の優勝を振り返らせていただきました。ぜひ、ご覧になってください」などとコメントしPRした。

 ◆20―21シーズンの統合 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は25日、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、試合数が大幅減となっているツアーの開催方式変更を発表。今年の残り試合と来年を一つのシーズンとすることを決定した。今季全37試合中、既に約半分の18試合が中止となり、小林浩美会長は「賞金ランキングなどは選手の総合的な実力を反映したものにならない。(ランキング順に)翌年のシード権を付与することは適切でないと判断した」と説明していた。出場資格は、前年の19年の成績に基づいたものが持ち越される。現状、アース・モンダミンカップについては「鋭意検討中」(同会長)としており、同大会直後、7月の2試合は中止が発表されている。

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