鈴木愛、最長となる約3か月ぶりにラウンドを行い「難しく感じました」 ツアー開幕に向けて現状を報告


昨年のサントリーレディスで優勝カップを持ち笑顔を見せる鈴木愛

昨年のサントリーレディスで優勝カップを持ち笑顔を見せる鈴木愛

 女子プロゴルフの鈴木愛(26)=セールスフォース=が11日、宮里藍サントリーレディスの前年覇者として、リモートによる合同会見を行った。昨年大会は、自身が10歳でゴルフを始めるきっかけにもなった憧れの宮里藍さんの冠大会を制した。1年前を振り返り、「とにかくショットもパットも安定していましたね。本当にいいゴルフができていたなと思います」と思い返した。

 今季国内ツアー初戦として、アース・モンダミンカップ(6月25~28日、千葉・カメリアヒルズCC)が無観客で開催される。4か月近く遅れての開幕に「やっぱり無観客はちょっと悲しいなと思う。お客さんが入れなくなるのは、ずいぶんさみしくなる」と素直な気持ちを語った。

 ただ、新型コロナウイルス感染症の終息には至っていないことを踏まえて「(無観客試合は)仕方がないことだと思う。こういう状況なので、これからも何試合かあるかもしれない。それを踏まえた上で回れたら」と見据えた。

 新型コロナウイルス感染拡大で、試合数が大幅減となったツアーの開催方式を変更され、20年と21年を合わせて一つのシーズンとすることに決まった。自粛期間は、長いシーズンになることを見据えて、あえて練習を制限した。

 ツアー開幕が決まって、ゴルフ人生で最長となる約3か月ぶりにラウンドしたことを明かした。「やっぱり練習場と違って、コースでしか味わえない距離感があるので、久しぶりに回ると一つ一つが難しく感じました。やっぱりコースでしか味わえない距離感だとかがあるので、久しぶりに回ると一つ一つが難しく感じました」。

 ツアー開幕に向けては「練習量をちょっとずつ増やしている。まだスイングが完成には程遠いと思うので、どれだけコースに入ってできるか。久しぶりの試合なので、試合勘もすごく大事になると思うけど、やってみて少しずつ調整していけたらいい」と見据えた。

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