鈴木愛、日本人最速7億円突破 4差猛追も…「勝たなきゃ意味がない」


18番でバーディーパットを決められず、天を仰ぐ鈴木愛(Getty Images/JLPGA提供)

18番でバーディーパットを決められず、天を仰ぐ鈴木愛(Getty Images/JLPGA提供)

 ◆日本女子プロゴルフツアー アース・モンダミンカップ 最終日(29日、千葉・カメリアヒルズCC=6622ヤード、パー72)

 意地と実力を見せつけての2位にも、昨季の賞金女王・鈴木愛(26)=セールスフォース=は悔しさを隠しきれなかった。「勝たなきゃ意味がないので残念としか言いようがない」。首位と4打差の4位スタートをものともせず、バーディーを重ねて上位勢を猛追。生涯獲得賞金が横峯さくらの196試合を超え、日本人最速となる174試合目での7億円を突破したが、終始表情はさえなかった。

 POを戦った1歳上の渡辺とは、かつて日本代表として日の丸を背負った仲。優勝の瞬間を見届けると、爽やかな表情で拍手を送り「私にはできないゴルフをする選手。勉強になることも多いし、久しぶりに回れて楽しかった」とたたえた。3度目の賞金女王となれば、不動裕理(6回)、アン・ソンジュ(4回)に続く3人目。快挙に向けて鈴木はさらに加速する。(筒井 琴美)

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