◆日本女子プロゴルフツアー アース・モンダミンカップ 最終日(29日、千葉・カメリアヒルズCC=6622ヤード、パー72)
渡辺選手は昨季より、上半身と下半身のバランスが非常に良くなっていました。調子が悪い時に見られた上半身の無駄な動きがなくなり、下半身主導でしっかりとした力強いスイングに変化していました。プレーオフは、残り250ヤードのラフから第2打を3ウッドでグリーン近くまで運び、復活を感じさせました。
15年の「樋口久子ポンタレディス」は優勝の渡辺選手、アマチュア時代の畑岡選手と最終組を回りました。2人には飛距離で80~100ヤード置いていかれたのを覚えています。昨年は練習場で苦しむ姿を見ていたので今週のプレーは目頭が熱くなりました。新しい彩香ちゃんのスイングをつかんだなという印象です。
最終組の若い田中、西郷、古江の各選手もポテンシャルが高く、今回優勝争いを経験し、先が楽しみです。素晴らしい戦いを見て、改めてスポーツの力を感じ、勇気をもらいました。(プロゴルファー、アース製薬所属)