◆米女子プロゴルフツアー ドライブオン選手権 最終日(2日、米オハイオ州インバネスC=6852ヤード、パー72)
2打差4位から出た河本結(21)=リコー=は4バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの72と伸ばせず、通算3アンダー。米ツアー初優勝を逃したが、自己最高の4位となった。ダニエル・カン(27)=米国=が70で7アンダーとし、初日から首位を守り通算4勝目。コロナ禍により、ツアーは約5か月半ぶりの再開戦だった。
難しいコース設定に天気も目まぐるしく変わり、通算アンダーパーが5人だけの我慢比べとなったが、河本は自己最高の4位に残った。「準備してきたことは間違っていなかった。自信になる」と声を弾ませた。
1番でいきなりチップインバーディーを奪うと、2番でも伸ばし、一時は首位に並んだ。6番のダブルボギー後も積極的に攻め、9、11番でバーディー。だが、12番パー3で第1打が乱れ、ボギーをたたき逆転が遠のいた。「一つのミスが流れを悪くした。もったいない」と悔やんだ。
1998年度生まれ“黄金世代”の一員は、ツアー1年目で今回が4戦目だった。「優勝するには精神力も経験も技術力も上げていかないと。強くなっていきたい」と前向きに語った。