笹生優花が史上3人目の2戦連続優勝 雨中の激戦制し賞金ランク首位に浮上


スタート前に笑顔を見せる笹生優花(代表撮影)

スタート前に笑顔を見せる笹生優花(代表撮影)

 ◆女子プロゴルフツアー ニトリレディス最終日(30日、北海道・小樽CC=6695ヤード、パー72)

 単独首位から出たルーキーの笹生優花(19)=ICTSI=が5バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの71で通算13アンダーで逃げ切った。2週前のNEC軽井沢72に続く2戦連続優勝。優勝賞金3600万円を加え、今季獲得賞金5904万円で賞金ランクでトップに立った。

 笹生は2番で第2打を池に入れ、一時首位を明け渡したが、前半のうちに4、6、7、9番でバーディーを奪い、1打リードで折り返した。後半の11番でボギーも、12番でチップインバーディーを奪った。4バーディー、4ボギーの72で回った、地元・北海道出身のホステスプロ、小祝さくら(22)=ニトリ=が11アンダーで2打差2位。浜田茉優(24)=伊藤園=、三ケ島かな(24)=ランテック=、李知姫(41)=韓国=が3アンダーで3位となった。

◆笹生が達成した主な記録(1988年のツアー制施行後)

▼初優勝からの2戦連続Vは史上3人目 90年の西田智慧子、05年の表純子以来。(17年に達成した畑岡奈紗は16年にアマで1勝)

▼19歳71日での2戦連続優勝は年少3位 畑岡奈紗(17年、18歳261日)、宮里藍(04年、19歳1日)に次ぐ記録。

▼生涯獲得賞金5000万円突破は史上最速 3試合で達成。申ジエ(韓国)、畑岡奈紗の8試合を大幅に更新。

◆笹生 優花(さそう・ゆうか)2001年6月20日、フィリピン生まれ。19歳。8歳でゴルフを始める。父は日本人、母はフィリピン人で、両国の二重国籍を有する。18年アジア大会でフィリピン代表で金メダル。19年オーガスタ女子アマ3位。代々木高在学時の昨秋のプロテストに合格し、ジャンボ軍団に入門。日本語、英語、タガログ語が堪能で韓国語、タイ語も少し話せる。166センチ、63キロ。

最新のカテゴリー記事