5打差逆転を狙った松山英樹は78で17位、石川遼は51位、今平周吾61位、怪物・デシャンボーがメジャー初優勝 全米オープン最終R


 ◇米男子プロゴルフツアーメジャー第2戦 全米オープン <第2日> 20日午前8時スタート(日本時間午後9時)、米ニューヨーク州ウィングドフットGC、賞金総額1200万ドル(約12億6000万円)、優勝賞金225万ドル(約2億3625万円)、参加61人(うちアマ1)、無観客

 5打差4位から逆転でのメジャー初制覇を狙った日米通算13勝の松山英樹(28)=LEXUS=は1バーディー、6ボギー、1ダブルボギーの78と崩れ、通算8オーバーの17位で終えた。

 最終組の1つ前で、10年全英オープン覇者のルイ・ウェストへーゼン(37)=南アフリカ=と同組でティーオフ。松山は序盤でサバイバルマッチから脱落し、逆転優勝は厳しくなった。

 風もあり、前日まで好調だったティーショットを曲げた。出だしの1番パー4は左の深いラフに入れ、3オン3パットのダブルボギー発進。2番パー4も左ラフ、3番パー3もグリーン左ラフ、4番パー4も左ラフで3連続ボギー。いきなり4ホールで5つスコアを落として、首位の背中が一気に遠のいた。6番パー4で4・5メートルを沈めて初バーディーを奪うも、その後3ボギーを喫した。

 大会初日に29歳の誕生日を迎えた石川遼(カシオ)は、40位スタートで2バーディー、6ボギー、2ダブルボギーの78で回り、通算18オーバーの51位で7年ぶりに4日間戦ったメジャーを終えた。

 2018、19年日本ツアー賞金王・今平周吾(27)=フリー=は55位で出て2バーディー、6ボギー、4ダブルボギーの82で回り、通算25オーバーの61位で自身8度目のメジャーを終えた。

 2打差2位で出たブライソン・デシャンボー(27)=米国=が1イーグル、2バーディー、1ボギーのベストスコア67をマーク。今年、肉体改造で飛距離を一気に増した“怪物”は、この日唯一のアンダーパーをたたき出して通算6アンダーで、最終日逆転で初のメジャー優勝を果たした。単独首位で出た初出場のマシュー・ウルフ(21)=米国=が6打差の2位。

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