◆女子プロゴルフツアー メジャー第2戦・日本女子オープン 第2日(2日、福岡・ザ・クラシックGC=6761ヤード、パー72)
36位から出た昨季賞金女王の鈴木愛(26)=セールスフォース=は4バーディー、1ボギーの69で2アンダーの9位に浮上した。得意のパットで試行錯誤が続く名手がメジャーの難セッティングを攻略した。
鈴木は前半の1番、2番、5番、9番でそれぞれ2・5メートル、2メートル、4メートル、7メートルを決め、4バーディー。後半に15番のボギーでスコアを落としたが、14番では見事なパーセーブを披露するなど69の好スコアをマーク。午後組でグリーンにスパイク跡が残るコースコンディションの中、「後半伸ばせなかったけど、久しぶりにいいゴルフができた」と評価した。
初日後は「調子があまりよくなかった。腹が立ってパット練習を途中で切り上げて帰った。イメージが悪くなるから」と明かした。それでも、ツアー屈指の“練習の虫”は「1時間半は(パット練習を)やった。入らないから午後3時半で終えた」と説明した。2週前のデサント東海クラシック(8位)からはクロスハンドにトライするなど、得意のパットで復調の道を探っている。この日のピン位置には「まあ、傾斜に(カップを)切る切る」と感想を述べたが、7打差を追う決勝ラウンドへ「もう(パッティングで)2か月以上我慢しているから、これ以上悪くなることはない」と上位追撃を誓った。