今野康晴プレゼンツ・ワンデーチャレンジ 秋吉翔太が優勝、小祝さくらは3位、三浦桃香は20位


プロアマ戦に出場した小祝さくら

プロアマ戦に出場した小祝さくら

 ◇男女ゴルフツアー外競技 今野康晴プレゼンツ・ワンデーチャレンジ(19日、千葉・京葉CC=パー72)

 ツアー外競技として男子、女子、シニアプロとアマチュア計110人(プロ67人)が参加して行われた。ティーの位置が男子、女子、シニアでそれぞれ異なったが、男子ツアー通算2勝の秋吉翔太(30)=ホームテック=が8バーディー、1ボギーの7アンダーの65をマークし、初優勝。優勝賞金200万円を手にした。

 前日まで出場したメジャーの日本オープンは40位で「コースが簡単に感じましたね。グリーンも止まってくれて、パターも入ってくれた。ショットも良くて」と笑った。ジュニアゴルファーの育成と障害者ゴルフの支援のチャリティーを目的とした大会でもあり、各プロはグッズなどをそれぞれチャリティーオークションに出品した。「男子はなかなか試合がない中で、こういった試合をやってもらえて感謝しています。(熊本出身で)九州でも、女子プロと一緒にこういうができたらいいなと思いましたね」とうなずいた。

 女子の小祝さくら(22)=ニトリ=は9バーディー、3ボギーの6アンダー、66で1打差の3位に入った。男子ツアー通算20勝の谷口徹(52)=フリー=、14年男子ツアー賞金王の小田孔明(42)=プレナス=と同組で回った。小祝は「疲れは大丈夫です。グリーンは傾斜もあってピンポジも難しかったんですけど、お2人と楽しく回れました。年齢的にも3ツアーズみたいでたくさんお話させて頂きました」と振り返った。パット巧者で02年と07年賞金王の谷口から金言を授かったという。「ここぞという時のパットを決めるのが優勝へのカギだぞ、と教えて頂いた。パット1つで流れが変わってしまう、と。見ているとお2人ともパターが上手で、男子は違うなと思いました。私ももうちょっと、パターを柔らかく打ち出してみようかなと思いましたね」と目を輝かせていた。

 男子ツアー7勝の今野康晴(47)=京葉CC=が、発起人となって初開催。新型コロナウイルス感染症対策を施しながら、実績抜群の男女のトッププロや男女のジュニアアマゴルファーや障害者ゴルファーも参加して、豪華な大会となった。自ら各選手への出場の声がけなども行った今野は「ありがたいの一言です。男子選手は特に反応が良かったですね。ツアーの中止が相次いでいたコロナ禍の5月くらいから、何とか試合ができないか、と後援会の人達と話をして、1000万円くらい集めてくれて。参加した方々が楽しかったと思ってくれたのなら、また来年も開催できるならやりたいですね」と目尻を下げた。

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