29歳の木下稜介がツアー初優勝へ通算7アンダーで首位キープ 同学年の石川遼も15位に浮上


7番ティーショットを放つ木下稜介

7番ティーショットを放つ木下稜介

 ◆男子プロゴルフツアー 三井住友VISA太平洋マスターズ 第3日(14日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)

 第3ラウンドが行われ、プロ8年目で自身初の首位から出た木下稜介(29)=ハートランド=が1イーグル、2バーディー、2ボギーの68で回り、通算7アンダー。68で回ったチャン・キム(30)=米国=と並んで首位をキープした。松山英樹(28)=LEXUS=、石川遼(29)=カシオ=と同学年の29歳が念願のツアー初優勝を目指していく。

 5打差の13位で出たアマチュアの中島啓太(20)=日体大2年=が9バーディー、3ボギーでこの日のベストスコア64をマーク。6アンダーとし、4位スタートで68で回った香妻陣一朗(26)=フリー=と並び1打差の3位に急浮上した。中島は1973年のツアー制施行後、昨年大会の金谷拓実(22)=東北福祉大4年=らに続く史上5人目のアマチュア優勝を狙っていく。

 ツアー通算31勝の片山晋呉(47)=イーグルポイントGC=が66をマークし、5アンダーで10位から2打差の5位に浮上。昨年大会で73年のツアー制施行後、史上4人目のアマ優勝を挙げた金谷は67で回り、4アンダーで3打差の6位に順位を上げた。

 同21勝の池田勇太(34)=フリー=、大槻智春(30)=真清創設=、小斉平優和(22)=太平洋C=が3アンダーで4打差の7位。2010年&12年大会王者の石川は39位から出て66と伸ばし、イーブンパー15位に浮上した。

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