◆米男子プロゴルフツアー メジャー第3戦マスターズ最終日(15日、米ジョージア州オーガスタナショナルGC=7475ヤード、パー72)
松山選手は今大会は課題だった初日、2日目で60台と上位スタートが切れました。前週に試合に出るなど新たな調整ができたのは収穫でしょう。あとは、要所で短いパットを外して流れを切らさないこと。優勝争いに加わった時に、勝つ選手は入れなきゃいけないパットを取りこぼさない。それと、グリーンの起伏が激しく、点で狙う必要のあるオーガスタで勝つためにはやっぱり、フェアウェーから(第2打以降を)打ち続けることでしょうね。
今大会の決勝ラウンドでは、得意のアイアンの縦の距離感が乱れました。不慣れな秋の不規則な風とフェアウェーが例年よりも軟らかく、球に泥がつきやすくて、ショットに影響が出ていたのかもしれませんね。
優勝したダスティンの強さを簡単に言えば「飛んで曲がらない」こと。数年前にフェードを覚えてから安定して戦えています。パターも射程が長くて、上手でさすが世界ランク1位です。来年はぜひパトロン(観客)の大歓声が響く、華やかなマスターズを見たいですね。(プロゴルファー)