女子プロゴルフツアーの今年最終戦のメジャー、JLPGAツアー選手権リコー杯(報知新聞社後援)は26日から4日間、宮崎CCで行われる。昨年大会2位の渋野日向子(22)=サントリー=は25日、9ホールの練習ラウンドで調整。2020年を漢字一文字で「粘」と記した。
全英&国内で5勝した昨年は「謎」、同年末には20年へ意気込みを「進」と書いていた。コロナ禍での度重なる試合延期、メジャー挑戦も英米で苦労した経験を踏まえて、「今年はしんどかったけど、粘り強く生きていかないと。今までは『攻める』がメインだったが、粘ることが必要」と自身に言い聞かせた。
世界ランクは東京五輪出場圏内ぎりぎりで日本勢2番手の15位。迫ってきた16位・古江について「あれだけ結果が出ているから、抜かれて当然。今の15位は全英優勝があるから」と冷静に語った。12月の全米女子オープンを含む年内2戦へ「やっぱり五輪に出たいですから、頑張ります」と意気込んだ。(岩原 正幸)