
18番でパーパットを外し優勝を逃した谷原秀人(カメラ・今西 淳)
◆男子プロゴルフツアー 最終戦メジャー 日本シリーズJTカップ最終日(6日、東京・東京よみうりCC=7023ヤード、パー70、報知新聞社主催)
メジャー2勝目を目指した谷原秀人(42)=国際スポーツ振興協会=は、決めればプレーオフに持ち込めた18番のパーパットを外し、通算7アンダーの2位に終わった。「(力を込めて)バチーンと打ったけど、全然届かなかった」と悔やんだ。
今大会は、長男・悠人(ゆうと)くん(9)の影響でハマった人気漫画「鬼滅の刃」最終巻(4日発売)の購入を我慢して臨んだ。この日はパットを打つ前、口に水を含んで呼吸を整えた。鬼滅ばりの「全集中」で17番まではノーボギー、3バーディーを奪ったが、ここ一番で“水の呼吸”が乱れた。来年、プロ21年目を迎えるベテランは「まだ下手なんです。もっとうまくなればいい。僕は。それだけです」と前を向いた。