シーズン最終戦に挑む畑岡奈紗「勝って終われれば一番いい」


 米女子プロゴルフツアーの20年シーズン最終戦、CMEツアー選手権は17日から4日間、フロリダ州のティブロンGCで行われる。今週はポイントランク上位70位までの選手が出場し、前週のメジャー全米女子オープンの優勝賞金100万ドルを上回る、同110万ドル(約1億1400万円)を懸けたビッグトーナメントだ。

 3年連続出場の畑岡奈紗(21)=アビームコンサルティング=が同大会を放送するWOWOWのインタビューで意気込みを語った。

 前週の全米女子では23位に終わった畑岡は「頭を使ったり、寒さもあって体も疲れているけど、試合までに何とか復活させて4日間頑張りたい。ショットの手応えは、先週の残り何ホールかで良くなってきた。2、3メートルのパットが一つでも決まってくれれば乗ってきてくれると思うので、パッティングが一番のカギになる」と見据えた。

 コース状態については「フェアウェーもグリーンも柔らかいので、ピンをデッドに狙っていってもいい。そこら辺をマネジメントしていきたい。フェアウェーバンカーに入れると深い部分もある。どこでもそうだが、まずはティーショットをフェアウェーに置いて行ければ。アイアンショットも調子が良くなっているので、いい感じで回れると思う」と冷静に語った。

 コロナ禍の20年シーズンはトップ10が5度と安定した成績を残しながら、優勝がない。「この最終戦まで、長かったけど楽しみにしていた試合の一つなので頑張りたい。最終戦を勝って終われれば一番気持ちいいと思う。まだ今年勝つことができていないので、勝てるように」と気合を入れた。

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