◆米男子プロゴルフツアー ファーマーズ・インシュアランス・オープン 最終日(31日、米カリフォルニア州トーリーパインズGC南C=7765ヤード、パー72)
米ツアー日本男子歴代最多5勝の松山英樹(28)=LEXUS=は45位で出てショット、パットともに苦しみ3バーディー、4ボギーの73と伸ばせず。通算1オーバーの53位で終えた。
勝負カラーの黄色のシャツを着て、6月にメジャーの全米オープンを開催する難コースに挑んだ。10番から午前8時10分の第1組でティーオフ。13番パー5で、3打目をグリーン手前に外してボギーが先行。14番は70センチのパーパットを右に外した。18番パー5は2オンして初バーディーを奪った。
後半の1番と5番は、ともに2打目をグリーン右のバンカーに入れてのボギー。6番パー3で3メートルを沈めて伸ばすと、167ヤードの8番パー3では、アイアンでの第1打をピン左70センチにつけてバーディーを奪った。
同組のフランチェスコ・モリナリ(イタリア)、ルーク・リスト(米国)がともに66とこの日のベストスコアをマーク。松山は対照的にフェアウェーキープ率57・14%、パーオン率61・11%とチャンスを作ることに苦労した。大会4日間でもフェアウェーキープ率は44・64%の106位、パーオン率も56・94%の124位と得意のショットで苦戦。また、この日はエースパターに戻したが、不規則な転がりを生むポアナ芝のグリーン上でも、短いパットを外す場面が見られた。
次週は2016年、17年と連覇した好相性のフェニックス・オープン(米アリゾナ州TPCスコッツデール)だ。「状態が良くないと成績も出ないですし。そこをしっかりと出していけるように、状態を上げるのが一番最初の段階かなと思います。良い状態で挑んでいけるように、頑張りたいと思います」と話した。
68をマークした、2018年マスターズ王者パトリック・リード(30)=米国=が通算14アンダーで優勝。ツアー通算9勝目を挙げた。