◆女子プロゴルフツアー ダイキンオーキッドレディス第1日(4日、沖縄・琉球GC=6561ヤード、パー72)
2021年のツアー初戦が開幕した。今大会は1年3か月ぶりに1日あたり1000人の上限はあるが、有観客で開催。日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の小林浩美会長、今大会を主催するダイキン工業の取締役会長で、大会会長も務める井上礼之氏が会場で会見を開いた。
来場するギャラリーの姿を見守った小林会長は「いつもの風景だと思った。スタートしたらぶるぶると震える感じがあった。選手の顔を見ましても非常に引き締まっていたし、高揚感もあって、打つショットの威力がさらに増していると感じました」と語った。井上氏も「選手が緊張しながらいいショットを打たれる姿を見て、ギャラリーを入れたことも大きな意味があったのではないかと感じている」と述べた。
コロナ禍で大会前日の3日は指定練習日となっていたが、2日夜に大会関係者2人に陽性者が判明したことで、練習ラウンド中止と場内閉鎖という措置が取られた。開幕直前に異例の事態となったが、この日スタート前の選手の様子について、小林会長は「(混乱は)全然なかったです。(選手)何人かに『昨日練習できなくてごめんね』と言ったら『今日無事できて良かったです』と言われた。選手も事の事態をすごく理解してくれていて、明るい顔でスタートしてくれました」と話した。
今夏には東京五輪も控える。小林会長は「今大会も五輪と同じ4日間競技。お客様を迎えられたことが、非常に大きな一歩を踏めたと思っている。またスポーツを応援するという意味で実現してくださって本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と改めて思いを述べていた。