男子ゴルフ世界ランク1位が東京五輪欠場を表明 「東京はとても遠い」


 男子ゴルフの世界ランク1位で昨年11月のメジャー、マスターズ王者のダスティン・ジョンソン(36)=米国=が13日、米男子プロゴルフツアーでのプレーと日程を優先するため、7月の東京五輪(29日~8月1日、埼玉・霞ケ関CC)欠場を表明した。

 13日の米男子プロゴルフツアー、プレーヤーズ選手権(米フロリダ州TPCソーグラス)の第3ラウンド後のインタビューで明かしたもの。米ツアー通算24勝で、昨季の米ツアー年間王者は「世界選手権シリーズのセントジュード招待が(東京五輪の)すぐ翌週、(メジャーの)全英オープンはその2週間前。何度も考えたが、東京への移動時間や旅はとても遠い。その時期、米ツアーに集中することが自分にとっては大事だと感じた」と五輪を欠場する意向を説明した。

 世界ランク15位以内の選手は各国・地域4人までが五輪に出られる。米国男子は、ジョンソンの代表辞退を受けて世界ランク3位のジャスティン・トーマス(27)、同4位のコリン・モリカワ(24)、同5位のザンダー・シャウフェレ(27)、同6位のブライソン・デシャンボー(27)の4人が代表圏内となっている。

 世界屈指の飛ばし屋のジョンソンは、2016年のリオデジャネイロ五輪もジカ熱を懸念して欠場した。2020年3月にも「過密日程」を理由に、東京五輪不参加を一時は表明。しかしその後、新型コロナウイルスの影響で東京五輪が1年延期されると、「もう一度考える」などと再考を口にしていた。

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