連覇狙う河本結がコースレコード63で単独首位浮上!「一皮むけた自分を感じることができた」


9番、チップインバーディーを決め、ガッツポーズで喜ぶ河本結

9番、チップインバーディーを決め、ガッツポーズで喜ぶ河本結

◇女子プロゴルフツアー アクサレディス 第2日(27日、宮崎・UMKCC=6568ヤード、パー72)

 前回(2019年)大会覇者の河本結(22)=リコー=が3打差の8位で出て、9バーディー、ボギーなしで、コースレコードを更新する63をマーク。通算13アンダーと伸ばし、2位以下に4打差をつけて単独首位に躍り出た。

 「今までは勢いだけでガンガン行っていたけど、そういうゴルフじゃなくて、しっかりセンター狙っていても、こうしていいスコアが出るという、一皮むけた自分を感じることができてすごくいい一日になりました。(63のスコアは)初めてです。自分で点数をつけるのは反省してからだけど、(見ている人には)100点と言われるかな。うれしいです」と満足げに語った。

 バーディー合戦の中、連覇を狙う河本が頭一つ抜け出した。1番パー5でバーディー発進すると5番では10メートルのバーディーパットを気迫でねじ込んだ。6番はピン手前4メートルからスライスラインを決めて連続で伸ばした。

 8番パー5でバーディーの後、9番パー4では第2打をグリーン奥にこぼしたが、16ヤードの第3打でチップインバーディー。前半9ホールで5つスコアを伸ばし、単独首位で折り返した。

 後半も気合の入ったプレーを見せ、10番でバーディーの後、14番で10メートル、16番では9メートルのバーディーパットを決めきった。18番もバーディーで締めた。

 この日はギャラリーが見守る中、同い年で同じ18年プロテスト合格の同期・原英莉花(22)と同組でバーディー合戦を繰り広げた。「あまり会話はなかったけど、彼女はすごく飛んでいて迫力があるプレーでした。お互いがバーディーを取り合って、本当にバチバチとした戦いができてすごく楽しかったです」と充実の表情を見せた。

 河本は昨年から米ツアーを主戦場にする。今大会後に渡米し、4月1日開幕のメジャー、ANAインスピレーションから主戦場でプレーする。今春、日体大を卒業した22歳は「こうして応援していただける幸せをすごく感じているし、恩返しをできるように明日は精いっぱい(プレーして)優勝したい。闘志を燃やして自分に期待したい」と連覇&国内ツアー2勝目へ強い決意をにじませた。

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