男子ゴルフのマスターズでTBSが練習場に初投入するリモートカメラ
米男子プロゴルフツアーの２０２１年メジャー初戦、マスターズ（４月８～１１日・米ジョージア州オーガスタナショナルＧＣ）を放送するＴＢＳが、大会で初めて練習場にリモートカメラを設置することが１日、分かった。
関係者によれば、「世界最高の夢舞台」と呼ばれる大会会場から約１万１１８０キロ離れた東京・港区のＴＢＳ社内のスタジオから、カメラを操作するという。ＴＢＳとしても大型中継番組でのリモートカメラは初採用となる。今大会は、コロナ禍で限定的な観客動員が予定され、海外からの報道陣の受け入れも制限されている。そんな中、ハイテク技術を使って史上４人目の連覇を狙うダスティン・ジョンソン（米国）ら優勝候補の世界トップ選手のスタート前や、ラウンド後の様子などを伝える、新たな試みを中継内で初導入する。
今大会の日本勢は、８年連続１０度目の松山英樹（２９）＝ＬＥＸＵＳ＝が唯一の出場。日本男子歴代最多米ツアー５勝を誇り、日本人初のメジャー制覇の期待がかかる松山は、世界屈指の“練習の虫”でもある。ラウンド前後の日本のエースの表情や打撃練習場での調整ぶりが、お茶の間でリアルタイムで見られそうだ。今大会の模様はＴＢＳ（地上波・ＢＳ）で８日深夜から１２日まで、連日８時間の生中継で放送予定。