前週まで5試合連続で予選落ちのイ・ボミが好スタート「景色を見ながらプレーしました」


18番をパーでホールアウトしたイ・ボミ

18番をパーでホールアウトしたイ・ボミ

◆女子プロゴルフツアーフジサンケイレディス第1日(23日、静岡・川奈ホテルGC富士C=6439ヤード、パー71)

 前週まで5試合連続で予選落ちをしていた韓国のイ・ボミ(32)=延田グループ=が3バーディー、ボギーなしの68で回り、ホールアウトした時点で首位と2打差の5位と好スタートを切った。「きょうはショットが良かったです。(ティーショットで)12回、フェアウェーをキープできました」と復調に手応えを明かした。

 ツアー通算21勝。2015、16年は2年連続で賞金女王に輝いた。当時は圧倒的な強さを誇ったが、18年は賞金ランク83位と低迷。19年は同21位と盛り返したが、コロナ禍で統合された20―21年の今季は前週まで77位と苦戦。特に今年は7試合で6回も予選落ちを喫している。海を臨む名コースで復活の兆しを見せたイ・ボミは「きょうは天気がとても良くて景色を見ながら、いいコースで回れることを感謝しながらプレーしました」と満面の笑みを見せた。2019年に韓国の俳優イ・ワンさん(37)と結婚。「コロナ禍が終わったら、ここで家族でプレーしたいですね」。笑顔を取り戻したイ・ボミは、風光明媚(めいび)なシーサイドコースで復活を期す。

 永峰咲希(25)=ニトリ=が6アンダーで首位。田辺ひかり(24)=伊藤園=が1打差の2位。さらに1打差の3位に藤田さいき(35)=チェリーゴルフ=らが続く。

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