石川遼の弟・航がツアー9戦目で初の予選通過、大学卒業後は「やっぱりプロになりたい」


1番、ティーショットを放つ石川航

1番、ティーショットを放つ石川航

◆男子プロゴルフツアー 関西オープン第2日(23日、兵庫・有馬ロイヤルGCロイヤルC)

 石川遼(29)=カシオ=の弟で、78位から出た石川航(わたる、21)=日体大4年=が3バーディー、1ボギーの69で通算1アンダー53位に浮上。カットラインを1打上回り、ツアー出場9戦目で初の予選通過を果たした。卒業後の進路について「プロになりたい」と、来季のツアー出場権を懸けた予選会に出場することを明言した。66の谷口徹(53)=フリー=と67の石坂友宏(21)=日本ウェルネススポーツ大4年=が通算10アンダーで首位。

 石川遼の弟・航が粘り強く突破した。1番で1つ下げたが、2バーディーを奪った後、カットラインを意識した17番は8メートルのバーディーパットをねじ込んだ。18番では1メートルのパーパットに「緊張しました」というが、何とか沈めてツアー出場9戦目で初の決勝ラウンド進出。「粘っていたら後半はバーディーが来て。結果はすごい良かった」と喜んだ。通算1アンダーで並んだ遼も「良かった、良かった」と目を細めた。

 ラウンド後、卒業後の進路について明かした。「やっぱりプロになりたい」と県浦和高時から何度か口にしてきた思いを示した。今季は前週の東建ホームメイトカップ、今大会に主催者推薦で出場。「大学最後の1年で将来の道を考えようと思っていたけど、先週、今週で試合に出させてもらってプロの試合が楽しいと思った」。例年8月下旬から始まる来季のツアー出場権を懸けた予選会に出場することを明言。「自分の実力で、ここに来られるように」と最低でも1次を突破し、今年中のプロ転向を見据えた。

 前週の東建―では日体大の1学年後輩・中島啓太(20)が、優勝した金谷拓実(22)と競って1打差2位。中島は昨年11月、航がキャディーを務めた三井住友VISA太平洋マスターズでも3位だった。大学で昼食など常に行動を共にする後輩に刺激を受け、「啓太と仲良くなり、ゴルフに対する考え方が変わるきっかけになった」と話した。

 初めて迎える第3Rは兄と同じ9打差でスタートする。「兄ちゃんはずっと憧れの存在。ゴルフを続けてきたのも、兄ちゃんみたいになったらどんな気分かなって。(小さい頃は)近づくためにやっていたけど、今は(兄と)別のやり方で競い合える選手になれたら」と航。偉大な兄に追いつけ、追い越せの思いで高みを目指す。(宮下 京香)

 ◆石川 航(いしかわ・わたる)2000年2月23日、埼玉・松伏町生まれ。21歳。父・勝美さんと兄の影響で5歳でゴルフを始め、県浦和高2年時の16年に埼玉県ジュニア選手権、埼玉県選手権、関東高校選手権で優勝。18年に日体大に進学。得意クラブは8アイアン。173センチ、65キロ。家族は両親と兄、姉。

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