◆女子プロゴルフツアーフジサンケイレディス最終日(25日、静岡・川奈ホテルGC富士C=6439ヤード、パー71)
第2日終了時点で首位の山下美夢有(19)=加賀電子=、2位の稲見萌寧(21)=都築電気=、3位タイの申ジエ(32)=スリーボンド=の最終組が3番まで終了。稲見が1番、2番で連続バーディーを奪い、通算10アンダーとして、早くも首位を奪った。先週まで最近の6大会で3回も優勝しながら「自分では好調という感覚はない。悪くはないという感じですね」とサラリと話す21歳が今大会も優勝争いの中心になってきた。
1打差の2位に山下が続く。山下は先週のKKT杯バンテリンレディスで初優勝。昨年8月に同期の笹生優花(19)=ICTSI=がNEC軽井沢72&ニトリレディスで、19歳71日でツアー史上最年少で初優勝から「2大会連続優勝」を飾ったが、両大会はコロナ禍の影響で隔週の開催だったため、19歳266日の山下がツアー史上最年少の初Vからの「2週連続優勝」となる。
2打差の3位に、申と、最終組のひとつ前でプレーする田辺が続く。
申は19年の前回大会覇者(昨年大会はコロナ禍の影響で中止)。「2年ぶりの2大会連続」優勝を狙う。
実力、人気ともに急上昇中の田辺は念願の初優勝を目指す。