◆女子ゴルフ 全米女子オープン日本予選(26日、横浜CC東、西C=パー72)
108人が36ホールのストロークプレーで5枠を争い、ツアー未勝利の川満陽香理(ひかり、33)=ゴルフ5=が通算2オーバーで首位通過し、海外メジャー第2戦の本戦(6月3~6日、米カリフォルニア州オリンピックC)出場権を初めて獲得した。5オーバーの勝みなみ(22)=明治安田生命=はプレーオフを制し、3度目の出場切符をつかんだ。
川満は2日前の24日、佐賀で行われた下部ツアーで10年ぶり2勝目を挙げたばかり。この日はキャディーの夫、貞包聡介(さだかね・そうすけ)さん(37)に支えられ、2ラウンドを2オーバーで首位通過。「ゴルフの内容はドタバタでしたが、主人と気楽に回れてよかった」。初メジャー切符を獲得し、「びっくり。一生に一度は出たいと思っていたので楽しみです」と表情を緩ませた。
マスターズを制覇した松山英樹(29)と今年から契約する目沢秀憲コーチ(30)に、昨秋から指導を受ける。「硬いグリーンでも球を止められるように取り組んでいる。目沢さんの教え子として恥ずかしくないように」と川満。これまでシード獲得はなく、今季は予選会ランク75位でレギュラーと下部ツアーを掛け持ちするプロ11年目の苦労人だ。夢見た舞台にたどり着き、「行くからには全力で挑みたい」と力を込めた。
(岩原 正幸)