藤田光里、今年初の有観客試合に「ファンの皆様のパワー実感」


フジサンケイレディスで決勝ラウンドに進んだ藤田

フジサンケイレディスで決勝ラウンドに進んだ藤田

 今月は久しぶりにレギュラーツアーに4戦連続で出場しました。ヤマハレディースは三觜(みつはし)喜一コーチ(46)に初めてキャディーをしていただいて。結果は75、80で予選落ちでしたが、身近で「試合の時にこうなるんです」という部分を見てもらえたのは収穫でしたね。練習場では8割くらいで打てているのが、試合では力み過ぎてしまう部分とか。

 富士フイルム・スタジオアリス女子オープンは、2ボール型のパターを実戦初投入してマンデー予選を通り、出場権を獲得できました。中継スタッフに新型コロナ陽性者が出てしまい、連日日没サスペンデッドで大変でしたが、19年11月以来となる予選通過を果たして43位でした。意識はしていなかったんですけど、三觜コーチからの電話でもらい泣きしてしまいました(笑い)。一人で悩む時間が無くなり、コーチに教えてもらい始めて本当によかったなぁ、と感じています。

 KKT杯バンテリンレディスは73、75で予選落ちでしたが内容的には一番良かった。バーディーパットを数多く打てたので。フジサンケイレディスは15年にツアー初優勝した思い出の大会です。推薦出場させていただいて私の出場試合では今年初の有観客開催。応援団の方々も19年11月以来で大勢見に来て下さって、最終日まで残れて42位。ファンの皆様のパワーのすごさを身にしみて感じましたね。

 男子の海外メジャー、マスターズでは松山英樹さん(29)が日本人初優勝しました。直接的な面識はありませんがテレビで生で最終日を見ていて、同じゴルフをやっていてよかったなぁ、と心から感動しました。(女子プロゴルファー)

 ◆藤田 光里(ふじた・ひかり)1994年9月26日、札幌市生まれ。26歳。3歳で父の故・孝幸氏の教えでゴルフを始め、西岡中3年から北海道女子アマチュア5連覇。飛鳥未来高卒。13年にプロテスト合格。14年賞金ランク38位、15年はフジサンケイレディスで初優勝して同18位。17~19年は賞金シード入りを逃した。165センチ、56キロ。家族は母と妹、弟。ゼビオホールディングス所属。

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