女子プロゴルフツアーのパナソニックオープンレディースは30日から3日間、千葉・浜野GC(6638ヤード、パー72)で行われる。2週前のKKT杯バンテリンレディスでツアー初優勝を挙げた山下美夢有(19)=加賀電子=は29日、会場入りして最終調整を行った。前週のフジサンケイレディスも2位に入っており、「だいぶ調子はいいのかなという風に感じます。ショットもだいぶ安定している。しっかり練習して試合にちゃんといい状態で挑めたらいい」と気持ちを高めた。
2019年11月のプロテストに一発合格し、ルーキーシーズンを戦っている。今年は3月の初戦から8戦に出場し、トップ10に3度入っており、しびれる優勝争いに何度も加わっている。毎週持参する弾道計測器、「トラックマン」で飛距離を計測しているが、疲労もあって「2ヤードぐらい落ちている」。それでも毎週しっかり調整できていると胸を張り、「疲れは出たとは思うけど、しっかり月曜日のオフで疲れをとって、ケアして、切り替えて、練習ラウンドからやるようにしている」とうなずいた。
前週は1つ年下の弟でアマチュアの勝将(まさゆき、18)が男子の関西オープン(23位)に初めてツアー出場を果たした。前週の互いの試合を終えて連絡を取り合ったといい「『よく頑張ったな』と連絡して、弟も『勉強になった。(大会で出た)課題を練習していく』と言っていた。弟も初めてプロの試合に出て頑張っていたので、先週もすごくいい刺激に、私も頑張ろうという気持ちになりました」と笑顔。今週に向けては「(弟が)『今週も頑張って』と言ってくれた。妹もそうだし、やっぱり応援が試合に挑む時に頑張ろうという気持ちになります」。一番の刺激を胸にツアー2勝目に挑む。