男子プロゴルフツアー選手会主催の新規大会のジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品は6日から4日間、栃木・西那須野CC(7036ヤード、パー72)で開催される。5日、プロアマ戦と同様の「特別協賛社視察ラウンド」が行われた後、選手会副会長の石川遼(29)=カシオ=が今大会にかける意気込みを明かした。
今年の日本男子ゴルフツアーが開幕し、約1か月。ここまで石川は東建ホームメイトカップ予選落ち、関西オープン56位、先週の中日クラウンズが23位と目立った活躍はしていないが、自身は前向きだ。「収穫は多い。成績につながっていないが、先週の中日クラウンズ最終日で数字に表れてきた」と67をマークしたゴルフに手応えを明かした。
今大会は選手会が主催する初のトーナメント。最終日の表彰式では、選手会長の時松隆光(27)=筑紫ケ丘GC=が勝者に優勝カップを贈ることになっているが、時松が優勝した場合、優勝カップの贈呈役は、副会長の石川や選手会副会長兼事務局長の池田勇太(35)=フリー=らが候補に挙がっているという。「優勝カップを渡すより、できれば自分がもらえるようにしたいですね」。石川は笑顔で浮かべて、19年12月の日本シリーズJTカップ以来、1年5か月ぶりのツアー18勝目に意欲を示した。