原英莉花 首位と12打差の36位、メジャー3連勝が遠のき「耐えるゴルフになった」


1番、バーディーパットを決め笑顔の原英莉花

1番、バーディーパットを決め笑顔の原英莉花

◆日本女子プロゴルフツアー メジャー第4戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第3日(8日、茨城・茨城GC東C=6630ヤード、パー72、報知新聞社後援)

 国内メジャー2連勝中で、2オーバー、56位から出た原英莉花(22)=日本通運=は、5バーディー、3ボギーの70で回り、イーブンパーの36位となった。

 パー5の1番で、グリーン右手前ラフからの3打目をピン右下80センチに寄せ、バーディー発進。8、9番の連続バーディーで勢いづいたが、後半は2バーディー、2ボギーでスコアを伸ばせなかった。「ギリギリで予選通過できたので、攻めるだけだと思っていた。もっと伸ばしたかったけど、なかなかショットがかみ合ってこなくて、耐えるゴルフになってしまった」と悔しさをにじませた。

 原は88年のツアー施行後、04~05年の不動裕理以来、2人目のメジャー3連勝を狙うが、首位とは12打差。厳しい状況で最終日を迎えることになった。「(メジャー)3連勝もものすごく気合が入っていましたけど、試合にかける思いがすごくあった。そこが自分の調子とかみ合わなかったのはすごく残念」。初日はダブルボギーもあり、4オーバーからのスタートとなったことが大きく響いた。

 今年初のメジャー大会とあって「緊張感の中でプレーできているのはうれしいことだなと思います」と原。昨年末には初めて米国に渡って全米女子オープンに出場し、4月には海外メジャーにも参戦した。ともに予選落ちに終わったが「すごく反省点があって、色々試行錯誤してきた中で今がある。昨年末からの反省を少しずつ結果にできているのかな」。米国での経験を糧に、自身と向き合った。

 前週のパナソニックオープンでは、第2日に試合では初のホールインワンを達成するなど、今年2度目の3位に入った。調子が上向いていただけに、今日のプレーは「攻めていきたかったが、自分の調子がうまくいかなかった」と話した。

 最終日に向けて、「本当に難しいコンディションではある。上だけを見て、たくさんバーディーを取れるように頑張りたい」と意気込んだ。

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