西村優菜が逆転でメジャー初V 稲見萌寧が猛追66で2位 高橋彩華は5位


6番、ティーショットを放つ西村優菜(カメラ・相川 和寛)

6番、ティーショットを放つ西村優菜(カメラ・相川 和寛)

◆日本女子プロゴルフツアー メジャー第4戦 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(9日、茨城・茨城GC東C=6630ヤード、パー72、報知新聞社後援)

 3打差2位から出た20歳の西村優菜が6バーディー、1ボギーの67で回り、トーナメントレコードを更新する通算14アンダーでメジャー初優勝を飾った。ツアー優勝は昨年11月の樋口久子・三菱電機レディス以来、通算2勝目。2000年度生まれ、ミレニアム世代では初のメジャー優勝者となった。

 13位から出て6バーディー、ボギーなしの66で回った稲見萌寧、69の臼井麗香、70の大里桃子の3人が11アンダーの2位。第2日を34位で終えた稲見は「スタートダッシュできずに出遅れてしまったのが今後の課題。来週から切り替えてまた頑張りたい」と話した。

 単独首位から出た高橋彩華は74で10アンダーの5位に終わった。ユン・チェヨン(韓国)が9アンダー6位。前週優勝の上田桃子は72で8アンダー7位、古江彩佳は69で7アンダーの8位となった。2位で出た西郷真央は75で6アンダーの10位だった。

 西村優菜の優勝コメント「メジャーで勝ちたい思いが強かったけど、自分の中で気持ちをコントロールしていた。目の前の1打に集中してやることを意識していた。4日間60台で回るのが最初からの目標で、クリアすることができてうれしい。最終日最終組でいいプレーをして自信につながった。今まで(同世代の)仲間に刺激をもらいながら頑張って、自分も勝つことができて、これからも同世代がレベルアップしていけばいい。その中で自分も負けないように。(母の日について)自分のゴルフに付いてきてくれて(母は)犠牲になっている部分もあると思う。(涙ぐみながら)『いつもありがとう』って伝えたい。2021年に入ってから、複数回優勝と賞金ランク5位以内が目標だったので、それに向かって頑張っていきたい」

◆西村 優菜(にしむら・ゆな)2000年8月4日、大阪・堺市生まれ。20歳。5歳からゴルフを始め、16年の大商大高1年時にツアーデビュー戦の日本女子オープンで6位。18年アジア女子アマ2位。19年秋のプロテストに日本人最上位の2位で一発合格。憧れの選手は宮里藍さん、田仁智。家族は両親、姉、弟。150センチ、50キロ。

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