33歳・有村智恵「自分にブレーキをかけず」積極策で今季初の首位発進


1番、ティーショットの行方を見つめる有村智恵(カメラ・岩崎 龍一)

1番、ティーショットの行方を見つめる有村智恵(カメラ・岩崎 龍一)

◆女子プロゴルフツアー ほけんの窓口レディース 第1日(14日、福岡CC和白C=6335ヤード、パー72)

 ツアー通算14勝の有村智恵が6バーディー、ボギーなしの6アンダー、66で回り今季初めて首位発進した。前半の6、7番でともに2メートルを決めて連続バーディーを奪うと、後半にも14、15番の連続バーディーなどで4つスコアを伸ばした。

 有村は「先週まではメンタル面で自分でブレーキをかけていた。ショットの調子上がらない中、セーフティーに行っていた。予選落ちしたり、上位で戦えない歯がゆさがあり、そこを断ちたいと思っていた」と振り返った。今週は「ピンに行かなきゃいけないと思い、(ショートした場合の)手前からではなく(攻めて外した時に備え)奥からのアプローチを練習したことがスコアに結びつき、大きな自信になった」とうなずいた。

 33歳のベテランは、2週前の上田桃子の2年ぶり優勝にも刺激を受けた。「心から尊敬している方。練習量も若い選手に負けないくらいで、努力している姿を見ると、報われるんだなと思った」と、1歳年上の先輩から学んだという。

 2018年7月のサマンサタバサレディース以来の優勝チャンスに「今のツアーは、毎日いいスコアでしっかり回らないと優勝できない。明日から雨予報なので、しっかり合わせていって、優勝したいので良いプレーをしたい」と力を込めた。

最新のカテゴリー記事