石川遼「楽しみたい」日本初のプロアマ形式の大会はラウンド中のプロ→アマ助言OK


練習ラウンドで調整した石川

練習ラウンドで調整した石川

 国内男子プロゴルフツアーのゴルフパートナー・プロアマは日本初のプロアマ形式の大会として、20日から4日間、茨城・取手国際GC東C、西C(ともにパー70)で新型コロナ感染防止策として無観客で開催される。

 ツアー通算17勝の石川遼(カシオ)は19日、降雨の中、22歳の清水大成と2人で東Cを18ホール回って最終調整した。今大会は予選ラウンド(R)の2日間で西Cと東Cを回り、決勝Rは東Cで行われる。石川は「西Cはグリーンが小さくて高麗グリーンなのでグリーンを捉えるのが難しい。ただ、明日高麗グリーンで、あさってからは(東C)の洋芝で続けてできるのは流れ的にはやりやすい」と見据えた。

 昨年は新型コロナの影響でエキシビションマッチとなった。今年は4日間を通じてプロ2人、アマ2人が同組でラウンドする。同様の形式で行われた2010年の米ツアー、AT&Tペブルビーチナショナルプロアマに出場経験があるが「組の雰囲気が新鮮だし、楽しくやれる。新しい試みのトーナメントが日本で始まるということで個人的にはすごく楽しみ」と歓迎した。ラウンド中は、プロからアマへの助言はOKで「アマチュアの方とプレーの中でゴルフの話やそれ以外の話もしたい。打つ前後の1~2分は深く入り込むけど、それ以外の時間はリラックスしていた方が自分にとってはいいので。楽しみたいです」と話した。

 今年はスイング改造に取り組みながら、プレーしている。ここまで5戦でトップ10に入ったのは、2週前のジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品で7位の一度にとどまるが「今は成績が最優先というよりは成績を作っていくものに、自分に対して課題を課している。マネジメントとスイングの2つをしっかりやり切っていきたい」と目先のやるべきことに集中した。

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