関藤直熙は2連覇へ「いいイメージはある」ゴルフパートナー・プロアマが20日開幕


練習ラウンドで調整した関藤

練習ラウンドで調整した関藤

 国内男子プロゴルフツアーのゴルフパートナー・プロアマは日本初のプロアマ形式の大会として、20日から4日間、茨城・取手国際GC東C、西C(ともにパー70)で新型コロナ感染防止策として無観客で行われる。プロは予選ラウンド(R)で西Cと東Cを1ラウンドずつプレーし、決勝Rは東Cが使用される。

 新型コロナの影響でツアー外競技のエキシビションマッチとなった昨年大会優勝の関藤直熙(エブリイ)は19日、東Cを18ホール回って最終調整した。東Cで行われた昨年大会は最終日に大会コース記録の61をたたき出して逆転優勝。「今日も去年、こんなところにピンがあったなとか思い出しながらラウンドした。去年は2日間ともいいプレーができたので、やっぱりここに帰ってくるといいイメージはあります」とうなずいた。

 今年は日本初のプロアマ形式のトーナメントだ。4日間を通じてプロ2人、アマ2人が同組でラウンドする。「初めてだけど僕自身抵抗はないし、楽しみ」。中高生時代、アマとして地区オープンに出場し、当時のトッププロと同組で回った記憶が鮮明に残っているといい「アマチュアの方もプロの真剣な姿を同じ組で回って見る機会はなかなかないと思うので、1つでも多くいいプレーを見せられたらいいなと思います」と胸を躍らせた。

 昨年大会の優勝を弾みに昨年10月の米ツアー、ZOZOチャンピオンシップ(75位)に初出場するなど飛躍を遂げた。「表彰式もよく覚えている。この試合をきっかけに以前よりもたくさんの人に知ってもらえたと思いますね」と思い入れは強い。ただ、今年はこれまでの5戦で予選通過はなく「まずティーショットが曲がるし、セカンド(ショット)が寄らない…全体的に良くない」と苦戦している。「予選でいい日もあるけど、どっちかの日でたたいてしまって…」と復調への手がかりがつかめていない。

 表情が晴れない中で今大会に乗り込んだが、初日(20日)は昨年の最終日に61を記録した好相性の東Cでプレーする。「初日にいいプレーをし、いい流れで2日目につなげたい」と復調につなげる。連覇に向けても「ここに来るまでは、ゴルフの調子的に連覇しますというテンションではなかった」というが、会場入り後、周囲から「ディフェンディングチャンピオンだね」と声をかけられ、気分は高まった。「そういう気持ちが芽生えてきた。週末に優勝を狙っていける位置にいられるように」と意欲を示した。

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