石崎真央がミズノ契約ホストプロ最上位の5アンダー7位発進 「尚が勝っているので僕も負けないように」


10番、ティーショットを放つ石崎真央

10番、ティーショットを放つ石崎真央

◇男子プロゴルフツアー ミズノオープン 第1日(28日、岡山・JFE瀬戸内海GC=7349ヤード、パー72=報知新聞社特別協力)

 ツアー3戦目の新鋭・石崎真央(フリー)が5バーディー、ボギーなしの67をマーク。大会主催のミズノと契約するホストプロとしては最上位となる5アンダー、7位につけた。

 第1組スタートでミドルパットがさえ渡った。午前7時に10番から出ると、11番で6メートルを沈めてバーディーが先行。15番で1・5メートルを決めて伸ばすと、16番は8メートルをねじ込んで連続バーディーとした。

 後半も、セルフカートにバッグを積んで自ら押しながら歩いた。1番で8メートルを沈めて伸ばし、6番も5メートルのバーディーパットを決めた。ツアー3戦目で自己最少スコア67での好発進に「できるだけ傾斜の大きくない方向へ打つ練習を練習ラウンドからやってきたので、今日は結構傾斜の少ないところへ打てました。セカンドショットが良かったですね」と笑顔で振り返った。

 同じコースで開催された18年大会で、アマチュアでツアー初出場。通算6オーバーの79位で予選落ちした。プロ転向後、ミズノと用具契約を締結。昨年9月にプロデビューし、初戦のフジサンケイクラシックで57位。今年4月の東建ホームメイトカップでは36位となった。

 東北福祉大ゴルフ部では今月、ジャパンプレーヤーズチャンプイオンシップ・サトウ食品(JPC)でツアー初優勝を遂げた片岡尚之(フリー)と同期だった。「高校時代から仲良くて、大学でも一緒に練習してきた。(下部の)アベマツアーでもずっと一緒にやってきた」。ところが昨夏、石崎は左手首を痛めた。JPCは出場権を持っていたが、手首痛がひどくなって欠場していた。「(片岡の優勝争いを放送した)テレビを自分のことのように、ドキドキしながら見ていました。尚が勝っているので僕も負けないように」と笑った。今週も火曜日に、片岡尚と同組で練習ラウンドを行ってきた。

 3人兄弟の末っ子だ。「真央(まお)」の名前の由来は「真っ直ぐに中央で堂々と歩いて欲しい」という意味だという。「多分、女の子が欲しかったんだと思います。小学校の頃は、病院とかで女の子と間違えられるので嫌でしたね。今となっては珍しいので覚えられやすいかな」と石崎は、両親の思いをおもんぱかって笑った。

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