畑岡奈紗はメジャー覇者に完敗「隙がなかった」


◆米女子プロゴルフツアー バンクオブホープ・マッチプレー 第4日(29日、米ネバタ州シャドークリーク=6804ヤード、パー72)

 決勝トーナメント(T)が行われ、1回戦で畑岡奈紗(アビームコンサルティング)は、4月のメジャー、ANAインスピレーションでツアー初優勝を飾ったパティ・タバタナキット(タイ)に6アンド4(4ホールを残して6アップ)で破れ、8強入りを逃した。

 畑岡は終始、流れをつかめなかった。2番パー4で第3打のアプローチでミスが出てボギーとするなど、序盤から相手に2アップのリードを許した。4番では約1・5メートルのバーディーパットを決めきれず絶好機を逃し、流れを完全に手放した。13番で意地を見せ、1アップを奪ったが、14番で相手にバーディーを取られ、敗戦が決まった。

 ホールアウト後のインタビューで「スタートから自分がバーディーを取り返すことができなくて、ずっとパティの流れでゲームが終わってしまった。でも彼女がすごくいいプレーをしていたので、隙がなかった」と脱帽した。次戦は海外メジャーの全米女子オープン(6月3日開幕、米カリフォルニア州オリンピックC)に臨む。「今週はいつも使っているウェッジよりもローバウンスの(角度が小さい)ものを試したりもできたので、来週につなげていければいい。まずは予選通過できるように」と気持ちを高めた。

 同日に準々決勝も行われ、元世界ランク1位のアリヤ・ジュタヌガーン(タイ)、アリー・ユーイング(米国)、ソフィア・ポポフ(ドイツ)、フォン・シャンシャン(中国)の4人が30日の準決勝に駒を進めた。

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