◆女子プロゴルフツアー 宮里藍サントリーレディス 最終日(13日、兵庫・六甲国際GC=6517ヤード、パー72)
選手会長に当たる、プレーヤーズ委員長を務める青木瀬令奈(28)が4打差2位で出て5バーディー、ボギーなしの67をマーク。通算17アンダーとし、最終日逆転で17年6月のヨネックスレディス以来のツアー2勝目を挙げた。
優勝インタビューでは歓喜の涙がこぼれた。「(17年のヨネックスレディスの)初優勝は初日が悪天候で中止で2日間だったので。自分の中でも周りからも、ちゃんと3日間で優勝しないと優勝じゃないと言われたこともあって、今度こそ優勝と言えるかなと。ほっとした気持ちです。まさか優勝できるとは思っていなかったです」と晴れやかな表情で話した。
4打差首位の稲見萌寧、木村彩子と同じ最終日最終組で回った。5番で残り122ヤードから、9アイアンでピン右1・5メートルにつけてバーディーを先行。6番は残り140ヤードから、7メートルのフックラインを読み切って伸ばした。8番は7メートルの下りのスライスラインをねじ込んでバーディー。10番は残り145ヤードから8アイアンで、ピン右奥3メートルにつけて伸ばした。16番は残り155ヤードから6ユーティリティーで、2メートルにつけてバーディーとした。
今年5勝と絶好調の稲見との直接対決を制した。「萌寧ちゃんもきっと人間だろうな、と。ミスする時はするだろうし。何かしら起こる時は起こるし。起こらなかったら起こらなかっただな」と臆すること無く自分のベストのプレーに集中していた。
今大会上位2位以内の資格で海外メジャー、AIG全英女子オープン(8月19日開幕・カーヌスティーGL)出場権を手に入れた。「大西(翔太)コーチが出たいなと言っていました。コロナもあるので。どのへんの試合を休まなきゃいけなくなるかを見て決めたい」と話すにとどめた。