“ミレニアム世代”吉田優利は初優勝に届かずも「思い通りにプレーできることが増えた」


吉田優利は5位に終わった

吉田優利は5位に終わった

◆女子プロゴルフツアー ニチレイレディス最終日(20日、千葉・袖ケ浦CC新袖C=6550ヤード、パー72)

 2000年度生まれ「ミレニアム世代」の吉田優利(エプソン)は3打差の6位で出て6バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの70で回り通算7アンダーで5位。地元・千葉でのツアー初優勝に3打届かなかった。「優勝を諦めた瞬間は一瞬たりともなかった。自分としては悪いプレーをしているわけではないので、次につなげていければいい」と冷静に話した。

 15番でこの日5つ目のバーディーを奪うと、トップと1打差の2位で迎えた16番パー4。フェアウェー右サイドからの第2打は、視線の先に木があり「右からフックで回そうと思ったのがそのまま抜けてしまって」と右の林へ。3打目も「ボールがすっぽり埋まってしまった」というラフから打ったが、グリーンに届かず。結局4オン2パットのダブルボギーをたたいた。17番もボギーでスコアを落とし、優勝争いから脱落した。「16番、17番は鬼門だと思っていた。ただ、16番は悪いティーショットではないし、たまたま木がかぶったのもあるのでそこまでマイナスに捉えていない」とキッパリと話した。

 今季4度目のトップ10入りを果たし「自分の思い通りにプレーできることが多くなった」と手応えも得た。次戦も地元・千葉で行われるアース・モンダミンカップ。有観客開催に胸を躍らせているが、あいにく悪天候の予報。「少しでも晴れてくれたら…」と願いつつ「毎週いいプレーを続けてまずはチャンスが来たら狙いにいく回数を増やしていけたら。そうすればいつかちゃんと勝てる日は来る」とリベンジに向けて前向きに見据えた。

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